21/Jan 胆石で入院
主訴)意外なことに心窩部痛

現病歴)(笑えます)

 数日前から食後に心窩部痛があった.1/21(日)夕食にたこ焼きを作ってかなり食べたところ,11時頃から心窩部痛が著明となり耐えられなくなりました.

 杏林大学の夜間救急外来を受診.ところが運悪く3次救急が重なり,内科の先生に診てもらうまでにはかなり時間がかかるとのこと(なんということだ).

 仕方がないので,看護婦さんに頼み込んで自分でgasterを処方して飲みました.(本当はルール違反なのだけれど,緊急事態なのでユルシテ).gasterを処方したのは,てっきり胃潰瘍だと思っていたからなのです.しばらくするとなんとか痛みも落ち着いて来たので自分で「帰宅可」としました/^.^/.

 その後いったん床についたのですが,3時頃からどんどん痛くなり,これはもう絶対におかしいと思って杏林大学に電話.入院を前提に診てもらえるということで,わらにもすがる思いで行きました.

 そこでgaster入りの点滴をしてもらったらすこし良くなったのですが,あまりにも症状が強かったので予定通り入院させてもらいました.ちなみに救急外来で念のためということで腹部単純CTも撮ったのですが,胆嚢がすこし緊満している程度であまり所見はありませんでした.主治医は内科の研修医(とても優しかった)だってので,自分で診断して,痛いお腹を抱えながら,脂汗を流しながらなんとか読影レポートも作成しました.

■まさか胆石?

入院後,内科の主治医の先生から「食後に痛くなるのだから,胆石じゃない?」とわれました.自分ではepigastralgia(心窩部痛,みぞおちのあたりのいたみのこと)なので,胃だろうと思っていたのですが...

腹部超音波をやってもらうと,いくつかのコレステロールポリープ(既知)に混ざって一個だけechogenicな部分があるのです.

検査を担当してくれたのは森先生という,第3内科きっての超音波研究の第一人者です.森先生は「ちょっとおかしいので体位変換しますね」といって側臥位になったりしました.側臥位でもよく分からなかったので腹臥位になると,なんと頸部にあった一個のechotenic lesionがふらふらと移動するのが確かめられました.

胆石と胆嚢ポリープの鑑別に,「体位変換により動くことを確認するのが重要」ということは知っていましたが,まさか腹臥位までするなんて知りませんでした.

動かぬ証拠のベストショットが左の写真です.さすが森先生,すごくきれい.これが嵌頓してたんですね〜

ちなみに他の写真も提示します.

コレステロールポリープと,胆嚢壁のわずかな肥厚を認めました.

■もうだれも心配してくれない?

 というわけで午後には胃内視鏡の検査があったのですが,やっぱり前庭部に軽度のびらんがある程度で,潰瘍なんてぜんぜんなし.

 この時点で,胃潰瘍だったら「仕事のしすぎ」って心配してくれるけど,胆石だったら「単なる食べ過ぎ」って言われるかな..と心配に..(--;)

■再び恐怖の痛み

 というわけで診断も確定し,白血球数などが正常化してから退院ということで,2,3日でOKだと思ったのですが,2日目の夜にまたまた発作を起こしました.このときは本当に痛くて痛くて,死ぬかと思いました.人生でこんなに痛みを感じている時間が長かったのは初めてです.

 はじめてソセゴンも使ってもらいましたが,頭がクラクラするのが先に立って,なかなか痛みが治まりませんでした.いや〜本当に参った.

 週末になってやっと無罪放免になりました.その後 fat suppressionを行い,現在体重は5キロぐらい減りました.胆石さまさまです.はい.

 ちなみに余談になりますが,杏林の語の由来は右の通りです.

地図もはっときますね.

 


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