Aug 11/2002 腹腔鏡下胆嚢摘出術 Laparoscopic Cholecystectomy
うとう、明日13時の手術が迫ってきました。ちょっと緊張です。

さっき、看護婦さんに剃毛するように言われ(自分で出来る人は自分でするんだそうです...)、病棟の浴室で剃ってきました。

パイオニア10号に搭載された記念板に描かれた男性のお腹のように、つるつるになってしまいました。うーん、このギャグわからないと思うから、その絵をリンクしておこう...。

というわけで、明日のオペがどんなものか、自分の画像も加えて解説します。なおオペの様子はビデオで撮っておいてくれるそうなので、ホームページに一部アップできるかもしれません。

ここで示すシェーマはすべて、「消化器外科 第25巻7号2002年6月特集号」のものです。

教科書によると、フランス式と米国式があり、どちらも穴を4つあけるらしいです。

杏林大では右側の米国式でやるそうです。

手術時の患者体位は、このように左側に傾け、かつ尾側を下に傾けます。

これは腸管を左下にずらして視野を確保するためだそうです。

本当はMRやCTの検査もこの体位でやれば手術に完全に即した画像が得られるのですが、ちょっと無理なのが残念です。

手術の要点はこのシェーマに描かれています。

このように、Calot(カロー)の三角を展開した後に、胆嚢動脈と胆嚢管にクリップを掛けて切離します。

この際、胆嚢管の位置と胆嚢動脈の位置をきちんと把握することが重要だそうです。

というわけで、これらを画像で描出することにしました。


8月8日(木)に撮影された、脂肪抑制T2強調画像です(呼吸同期TSE法)。

胆嚢は緊満し、壁にはかなり浮腫を生じています。仮病ではないことがわかります(^^)

胆嚢長軸に沿う、脂肪抑制bTFE法(息止め撮影)です。

胆嚢頸部に2つ結石が描出されています。他のスライス(非掲示)では胆嚢管に近い部分にもう一つ嵌頓しています。

TE1100msのMRCPでは、胆嚢〜胆嚢管は胆汁が濃縮してT2値が短くなっているため描出されません。総胆管結石は認められません。
呼吸同期脂肪抑制bTFE法(3D)により得られたVolume Rendering画像です。(微かな赤字はフィルム上に私が胆石の位置を書いたところです)

bTFE法は血管も高信号に写るので、門脈系は描出されていますが、胆嚢動脈の描出は不良だったので、造影CTを施行することにしました。

造影CTは、実は初めて受けたのですがお尻まで熱くなるのを実感しました。良い経験をしました。

ご覧のように胆嚢動脈(胆嚢Aと記載)を描出しました。

撮像は東芝製Aquilionを用い、Smart Prepでトリガーさせて、1mm厚、HP6、200mAsで撮影(杏林大のは200mAsでるように改造してもらってある)。

以上の情報から、読影レポート(もちろん自分で読影)にこのようなシェーマを描きました。「これで十分!」と外科の先生が言って下さったので、画像診断医としての役割はこれで終わりで、あとは手術を待つばかりという状態です(^^)

明日明後日はさすがにぐったりしていると思いますが、また元気になったらレポートしま〜す。

関連記事:胆石で入院(2001/1/21)

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